お手紙 それでは、4曲目。「footprints」ですね。これはライブでも演奏されてますよね。
影山 今回のアルバムの中ではだいぶ前に出来た曲です。とてもスムーズに作曲できました。ある夏の日なんですけど、ライブがあるっていう当日に友加さんがこのモチーフを弾いていたんです。とても奇麗だな思ったんですね。それでそのモチーフの展開を考えてみたりして。で、そこにたまたまグロッケン(鉄琴)があったので、持ってきて、メロディに合わせて弾いてみたらとても気持ちがよくて。1時間くらいで出来上がった曲です。それで、じゃあその日のライブでやってみようかってことになって。
お手紙 へぇーーーー。
友加 これも私が先にモチーフとメロディを考えて、でもその頃は携帯で録音が出来るということを知らなくて(笑)。で、作った曲は、夜は楽器が弾けないので、朝とかにね、影山さんに聴いてもらったりして。
影山 そうだね。それがよかったので、さっきお話ししたように完成させて、そのままライブで演奏したんです。そしたら気持ちよくて。演奏した時間がちょうど夕暮れで、なんだか合うなぁと思いました。この曲はメロディとかリズムが割と淡々と刻まれていくんですけど、刻んでいく感じが歩いていく足跡のように思えたので、「footprints」というタイトルにしました。雪とか砂の上に足跡が点々と同じ間隔で残っていく感じかなぁ。うん。
お手紙 影山さんがギターを弾かないでグロッケンを演奏するのは…?
影山 「silent sea」というアルバムの「RAIN」もそうですね。

友加 私は初め、影山さんにギターを弾いてもらって、もうちょっと違うことをしようかなと思っていたんですけど、グロッケンがすごくよかったので。
影山 最初は短いモチーフがあって、それが30分位でどんどん出来てきて、どんどん思いついて。それで曲になったので、ライブではそのままやるのがいいんだろうなって思って。なので、あまりいじらないで…。最初から最後まで、あの時点で出来たのはよかったね。
友加 ねぇ。
お手紙 モチーフがきっとすごくよかったってことなんでしょうね。
友加 ねぇ(笑)。
影山 そうですねぇ。録音するに当たっても特に何もせず。録音もあっという間でしたね。やっぱりアルバムの中にこういう曲があってもいいかなぁって思いますね。
お手紙 そうですね。やっぱりライブでもアルバムでも変化が出ますもんね。印象的なメロディですね、本当に。1回聴いたら忘れないような。
影山 ハープで鳴っているメロディとグロッケンで鳴ってるメロディが、どっちもメロディであるっていうあり方でいいかなと思っていて。伴奏とか、内声じゃなくて、2つの独立した音が折り重なっているイメージがあったので。
お手紙 レコーディングの時のエピソードはありますか?
影山 これは割とすぐに出来ましたね。
友加 2回くらいしかやらなかったと思います。
お手紙 最初のほうですか?
影山 2日目かな。
お手紙 レコーディングの順番ってどうやって決めたんですか?
影山 自由に決めさせてもらったんですけど。
友加 影山さんが全部頭の中で、いろんなシミュレーションをやって。もしかしたら最後に録り直したい曲があるかもしれないからとか。5日間で10曲だと1日2曲ずつでぴったりじゃないですか?でもそれだと、もしかしたら時間がもっと必要になるかもしれないから、1日3曲位録れるような日を1日だけでも作りたいというようなことを頭の中でいろいろ考えてやっていたらしいです。
影山 そうですね。この曲はすぐに出来るんじゃないかと仮定して。昔からやっている曲と最近出来た曲とがあるんで、頭の中でシュミレーションしながら進めていきました。

