「赤いTシャツの男」
働く人々
働く人たちの写真は今から10年程前に夢中になって撮っていたものです。
街を歩いている時や、移動の車の中から見かける建設現場でなどで働く人たちと、その人たちが着ている仕事着に心を惹かれ、写真を撮らせてもらっていました。男たちの仕事場は、なかなか近づき難い雰囲気があるので、躊躇することもありました。
「こんな汚い格好でいいの?」と、しばしば変な顔をされることもありましたが、ちゃんと話をすると喜んで、カメラの前に立ってくれました。
しかも堂々と胸を張って。
僕がこの撮影で感じた事は、みんな自分の着ている仕事着に愛着を感じている、すなわち、自分のやっている仕事に誇りを持っているという事でした。
久しぶりに開けた「働く人々」の箱の中に詰まっていたものは、10年前の彼らの姿です。10年という歳月の中で、さらに修練を重ね、責任ある立場に就いている人もいるでしょう。
そんなことを思いながら過去の写真と向き合ってみるのも、写真の愉しみです。
























