お手紙 まず、『ナチュリラ』を発行されたきっかけを聞かせてください。
大塚 はい。今まで私は『かわいい生活。』という雑誌を手がけてきたんですが、そこでも何度か洋服の企画をしていて、やっぱりものすごい反響があったんです。『かわいい生活。』は『ナチュリラ』よりはガーリー寄りなのですが、「ナチュラル」というくくりは同じなので、ナチュラルなファッションを1冊にまとめたらいいんじゃないかな、と思いました。
お手紙 そういえば、ナチュラルな雑貨やインテリアの雑誌はありますが、ファッションに特化した雑誌はなかったですよね。

大塚 そうなんです! あと、まず自分が読みたいファッションの本がなかったというのがありましたね。ナチュラルなスタイルのファッション本が読みたかったので、こういう雑誌はずっと作りたいと思っていました。でも、この『ナチュリラ』は3人ほどの編集部員で制作しているのですが、それぞれほかの書籍やムックを手がけたりもしているので、なかなか時間的に厳しいかな…と思って。正直、この本の企画を(会社に)出そうか半年ほど躊躇していたところもありました。でも、世の中の流れを見たときに、出すなら今だ!と思いましたね。
お手紙 なるほど…。『ナチュリラ』の構想は随分前からおありだったんですね。
大塚 はい。でも実は、『ナチュリラ』をやろう!というきっかけというか、背中を押してくれたのが「花市」なんですよ。
お手紙 ええっ!
大塚 昨年の「花市」で、ナチュラルテイストの洋服を着た人たちをたくさん見て、「やっぱり!」と。確固たる裏付けができたんです。こういうナチュラルテイストの雑貨が好きな人は、やっぱりナチュラルな洋服が好きなんだなと思ってはいましたが、最終的に「ナチュラルテイストの洋服で1冊まとめよう!」という後押しになったのは、「花市」がきっかけでした。
お手紙 うれしいですねー。来てよかったです!(お手紙メンバー、一同笑顔)
大塚 本当にお世辞じゃなくて(笑)。春の「花市」と秋の「もみじ市」に出かけてみて、「こういう本を出したら売れるかも!」と強い確信を持ちました。
お手紙 「花市」や「もみじ市」では、器や食べ物やクラフト雑貨などの出店者が中心ですが、ファッションも似たようなテイストが好きだという方が多いんですかね。
大塚 きっと、トータルで「ナチュラルでおしゃれな自分を作りたい」と思う方が多いんでしょうね。

お手紙 「花市」で強い確信を持って、いよいよ『ナチュリラ』の制作に入られたんですね。
大塚 はい。タイミングはとても大事ですから、頑張って出しました。
お手紙 創刊号の反響はいかがでしたか?
大塚 もう、読者からのハガキの量がすごかったですね。ありえないくらいいただきました。途中で毎日読むのが追いつかなくなって、結局何通来たのか数えられないくらい…(笑)。今でも毎日必ず来ますからね。とてもうれしいことです。
お手紙 それはすごい反響ですね! ちなみに、ハガキにはどんなことが書かれていましたか?
大塚 それが、皆さん同じ言葉を書いてくださったんです。「こんな雑誌を待っていました」って。そういった意味では、頑張って出してよかったなあって思います。
お手紙 ところで、『ナチュリラ』の由来は?
大塚 「ナチュラル」と「リラックス」の造語ですね。
お手紙 他に、いくつか候補はあったんですか?
大塚 そうですね、他にもありましたね…。「もっとわかりやすい名前がいい」という意見もありましたが、私の中では『ナチュリラ』が一番しっくりきたんです。私、その辺はとても頑固なので(笑)、なんとかまわりを説得しました。でも、今となっては逆にわかりやすくてよかったかな?と思っています。
聞き手●shachi
小さくてハッピーなリトルプレス「ユルリナ」を気まぐれで発行する、ファッションとおいしいモノが大好きな自称"乙女"。まもなく完成予定の最新号「ユルリナ05」の制作の裏側を綴った「ユルリナとわたし」が、来週より本サイトにて連載スタート!

