

この連載では、ことわざ作家・襟尾正による時代を反映した新しいことわざを、
イラストレーター・竹村ゆみ子が、ちょっぴりシニカルにイラストで解説します。
[ 襟尾正さんプロフィール ]
[ 竹村ゆみ子さんプロフィール ]
流れるソーメンのすべてはすくえない
【ながれるそーめんのすべてはすくえない】

流しソーメンを待ち構えている時、すべてをすくい取ろうとしても、一本や二本は箸をすりぬけて流れて行ってしまうもの。欲張ってすべてを自分のものにするものではないというたとえ。
なお、以下のように、世界各国に同じようなことわざがある。
「茹であがったリングイネを一度ではすくえない」(イタリア)
「ひとつのレンゲですくえるのはひとつのワンタンだけ」(中国)
類:千畳敷に寝ても畳一枚
夫 「たかし、来月誕生日だよな。何が欲しい? お父さん、何でも買ってやるぞ!」
息子 「えっとねー、電車のプラモデルとねー、飛行機のプラモデルとねー、2階建てバスのプラモデル!」
夫 「そうか! よし、全部買ってやろう」
妻 「あなた、だめよ。流れるソーメンのすべてはすくえないっていうことを、今のうちから教えておかなきゃ」
夫 「まあいいじゃないか。プレゼントあげて喜ぶのも今のうちだからさ。なー、たかしー」
妻 「もう、これだから男って…」
そーめん食べたいなあ。でもそうめんだけだと飽きるから、てんぷらとか茄子のあげたやつとかを私はおかずにしたいなあ。流しそーめんはやったことないです。そーめんが流れてくるだけでおいしく楽しめるっていいですねえ。ちり〜ん。