ルヴァンで働く姉は、早朝から夜まで休みなく多忙に働きながら、空いている時間を見つけてイベント用のパンを焼いていました。いっぽう、結婚して子育てをしながら埼玉県のベーカリーカフェで働いていた私は、毎週末に自宅でパンを作り、イベントに出店したり、cafeで委託販売をしていました。
たくさんの周りの人の支えもあり、少しずつcimaiという名前が多くの方に知ってもらえるようになると、イベント出店のオファーも徐々に増え、忙しくなってきました。

そんな中、私たちは、ユニットながら別々の場所でパンを焼いていたり、姉が仕事でイベントに出られない時は、友人に手伝ってもらったりしていました。時が経つにつれて、お互いに多忙の中で自分たちの時間をつくってcimaiをやることの大変さと、うまくいかないジレンマを感じるようになったのです。「今のcimaiとしての活動を続けるなら、もう少し設備のそろった工房を持ちたい」。そんな思いが、沸々とわき始めました。
私たちは、物件を探してみることにしました。はじめは工房としての物件を探していたのですが、「焼きたてのパンのおいしさを知ってもらいたい」と、工房兼店舗になりそうな物件を探すことにしました。姉は東京に住み、私は茨城在住。2人で構える工房はどこがいいのだろう? あれこれ考えたあげく、私が家庭を持っていたこともあり、私の家から近いエリアで探すことにしました。そこで気になったのが、埼玉県幸手市です。この辺りには、私たちのイメージに合う古い建物が、今でも多く残っているからです。
でも、ひとつ心配なことがありました。果たして、この地域では、私たちが作るようなハードなパンが受け入れられるのだろうか?
この大きな問題に迷っていたある時、地元のイベントに参加してみると、予想以上にお客様からの温かい反響をいただくことができました。ちょうどその頃、以前から気になっていた物件がテナント募集に。さらには、姉のパン屋さんから、オーブン、ミキサーなどのパンを焼く道具を安く譲ってもらえるかもしれないという話もいただいたのです。入念な準備をしてきたわけではないけれど、いろいろなタイミングが背中を押してくれて、「工房兼店舗を持つなら今かもしれない!」。そう、思ったのです。
|第1回|いつか二人で、あのcafeのような空間を作りたかった|2008.5.27|
|第2回|焼きたてのパンのおいしさを知ってもらいたい|2008.5.29|
|第3回|ある物件との運命の出会い。だがしかし…|2008.6.3|
|第6回|いよいよ国民生活金融公庫との面接です|2008.6.11|
|第8回|壁塗りドラマ・前編―外壁塗りを決めるまで―|2008.6.17|
|第9回|壁塗りドラマ・後編―自分で外壁を塗る―|2008.6.19|
|第10回|内装とレイアウトを考える その1|2008.6.24|
cimaiさんからのお知らせ
[cimaiのお店がオープンしました!]
cimai
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営業日/火曜日〜金曜日
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*営業日、営業時間は変更する場合があります。
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[パンの販売を行っています]
cafe la famille
茨城県結城市結城911-4
TEL:0296-21-3559
*毎週土曜日に販売

